薬剤師と訴訟

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薬剤師と訴訟

あってはならないことですが、過失が原因で患者が死亡したために薬剤師が訴訟を起こされるケースが度々起こっています。例えば2005年におこった虎ノ門病院でのケースでは、60代のがん治療患者に対して肺炎薬(ベナンパックス)が過剰投与されたことが原因で患者が死亡し、薬剤師をはじめ、担当した研修医や病院経営者が損害賠償請求をされています。薬剤の過剰投与は薬剤師が医師に対して疑義照会をきちんと行っていれば防げた事故なのですが、薬剤師はこれを怠ってしまったため尊い命が失われてしまったのです。このケース以外にも、薬剤師の単純なミスや過失によって患者の命が失われたための訴訟が度々あります。

薬剤師が過失や過誤により患者の心身を脅かすような事故を起こした場合には刑事責任、行政責任、民事責任の三つが問われることになります。刑事責任では過失致死にあたる場合は罰金や懲役、禁固などの実刑が求刑されることになりますし、行政責任では免許取り消しや業務停止処分、そして民事責任では損害賠償請求や慰謝料を請求されることがあります。いずれにしても薬剤師にとって社会的信用を失うことに繋がりますから、訴訟とならないように薬剤師は疑義照会や薬剤の履歴など必ず確認するようにしなければなりません。

調剤に関してチェックすることが大切なのは理解していても、職場は多忙を極めており、現実にそんな余裕はないと思うかもしれませんが、薬剤師としての自分の人生だけでなく患者さんの命に係わることですから、どれだけ周りに嫌な顔をされても、調剤のダブルチェックなど必ず行うようにしましょう。

患者さんや患者さんの家族から訴訟を起こされたら、動転してしまって日々の仕事に集中できなくなってしまうかもしれません。しかしそんな時こそ慌てず自己の仕事に努め、かつ証拠の保全などにも協力するようにしましょう。民事訴訟の場合、訴訟を起こされたからといってそのまま訴訟が続くわけではなく、裁判所が証拠などを吟味して双方に和解を提示してくれる場合があります。真摯な態度で臨んでいれば示談によって終了することもありうるのです。

示談であれば患者さんやそのご家族にとっても訴訟を早く終わらすことができるメリットがあります。薬剤師としては訴訟を起こされると心身ともに動揺してしまいますが、何事も落ち着いて対処するようにしましょう。また訴訟とならないためにも日々の業務には必ずチェック体制を敷いておくことが大切ですし、また調剤過誤などがおきないよう、日々ストレスをためないために自分なりのリラックス方法を準備しておきましょう。

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